陰陽統合とは何か
― 内なる男性性と女性性の統合
「陰陽統合」という言葉は、
しばしば男女が一体化することや、
理想的なパートナーシップを指すものとして語られます。
しかし、本書で扱う陰陽統合は、
誰かと一つになることではありません。
それは、
自分の内側で分離していた要素が、争わずに共存できる状態を指します。
陰と陽は性別ではない
陰と陽は、
男性と女性という性別を示す概念ではありません。
それは、
- 動と静
- 与えることと受け取ること
- 意志と委ね
- 緊張と緩和
といった、
エネルギーの性質の違いを表しています。
誰の中にも、
陰と陽は同時に存在しています。
内的分離が生む葛藤
多くの人は、
無意識のうちにどちらか一方を優先して生きています。
- 強くあらねばならない
- 主導権を握らなければならない
- 感じすぎてはいけない
- 委ねてはいけない
こうした信念は、
内側に分離を生みます。
この分離がある限り、
快感も安心も、
どこかで途切れます。
統合とは選択ではなく許可である
陰陽統合とは、
どちらかを選ぶことではありません。
- 動きたい衝動も
- 静かに在りたい感覚も
同時に存在してよいと
許可することです。
この許可が出たとき、
内側でエネルギーが争わなくなり、
自然な循環が始まります。
他者は内的状態を映す鏡
他者との関係性は、
内側の陰陽バランスを映し出します。
- 相手に委ねられないとき
- 支配したくなるとき
- 不安や恐れが強く出るとき
それは外の問題ではありません。
内側のどこかで、
陰と陽が対立しているサインです。
陰陽統合が起きたときの変化
内側で陰陽が統合されると、
次のような変化が起こります。
- 無理に主導しなくなる
- 無理に合わせなくなる
- 快感と安心が同時に存在する
- 他者と深く関わっても自分を失わない
この状態が、
エネルギーオーガズムの土台となります。
第9章 まとめ
- 陰陽統合は内的プロセスである
- 陰と陽はエネルギーの性質である
- 内的分離が葛藤と消耗を生む
- 統合とは両方を同時に許すことである
- 他者は内側の状態を映す鏡である