第9章 陰陽統合とは何か

陰陽統合とは何か

― 内なる男性性と女性性の統合

「陰陽統合」という言葉は、
しばしば男女が一体化することや、
理想的なパートナーシップを指すものとして語られます。

しかし、本書で扱う陰陽統合は、
誰かと一つになることではありません。

それは、
自分の内側で分離していた要素が、争わずに共存できる状態を指します。


陰と陽は性別ではない

陰と陽は、
男性と女性という性別を示す概念ではありません。

それは、

  • 動と静
  • 与えることと受け取ること
  • 意志と委ね
  • 緊張と緩和

といった、
エネルギーの性質の違いを表しています。

誰の中にも、
陰と陽は同時に存在しています。


内的分離が生む葛藤

多くの人は、
無意識のうちにどちらか一方を優先して生きています。

  • 強くあらねばならない
  • 主導権を握らなければならない
  • 感じすぎてはいけない
  • 委ねてはいけない

こうした信念は、
内側に分離を生みます。

この分離がある限り、
快感も安心も、
どこかで途切れます。


統合とは選択ではなく許可である

陰陽統合とは、
どちらかを選ぶことではありません。

  • 動きたい衝動も
  • 静かに在りたい感覚も

同時に存在してよいと
許可することです。

この許可が出たとき、
内側でエネルギーが争わなくなり、
自然な循環が始まります。


他者は内的状態を映す鏡

他者との関係性は、
内側の陰陽バランスを映し出します。

  • 相手に委ねられないとき
  • 支配したくなるとき
  • 不安や恐れが強く出るとき

それは外の問題ではありません。

内側のどこかで、
陰と陽が対立しているサインです。


陰陽統合が起きたときの変化

内側で陰陽が統合されると、
次のような変化が起こります。

  • 無理に主導しなくなる
  • 無理に合わせなくなる
  • 快感と安心が同時に存在する
  • 他者と深く関わっても自分を失わない

この状態が、
エネルギーオーガズムの土台となります。


第9章 まとめ

  • 陰陽統合は内的プロセスである
  • 陰と陽はエネルギーの性質である
  • 内的分離が葛藤と消耗を生む
  • 統合とは両方を同時に許すことである
  • 他者は内側の状態を映す鏡である


第10章 エネルギーオーガズムという境地