第7章 準備段階

準備段階

― 一人で行うエネルギー感覚の目覚め

エネルギーオーガズムや陰陽統合は、
突然起こる特別な体験ではありません。
それらは、身体と神経系が整った結果として自然に現れる状態です。

そのために最も重要なのが、
誰かと関わる前に、
一人で自分の内側を感じ取れる状態を作ることです。

この章では、
結果を求めず、安全にエネルギー感覚を目覚めさせるための
準備段階について説明します。


「感じない」は失敗ではない

多くの人が最初につまずくのは、
「何も感じない」という感覚です。

しかし、これは能力の問題ではありません。
感じないのではなく、
感じることを止めてきた時間が長かっただけなのです。

  • 考えることでやり過ごす
  • 我慢することで乗り切る
  • 正解を探す

こうした習慣は、
身体感覚を一時的に遮断します。

準備段階では、
この遮断を無理に壊そうとしません。
ただ、邪魔をしない状態を作っていきます。


呼吸は最も安全な入口である

エネルギー感覚に入るための
最も安全で確実な入口は、呼吸です。

呼吸は、

  • 意図的にも
  • 無意識にも

行われている唯一の生理現象です。

深くしようとしなくて構いません。
整えようともしなくて構いません。

ただ、

  • 吸っている
  • 吐いている

その事実を、
静かに観察します。

観察が続くと、
呼吸は自然に深まっていきます。


身体を「緩める」ということ

多くの人は、
緩めようとすると余計に力が入ります。

ここでいう「緩める」とは、
力を抜くことではありません。

それは、

  • 抵抗をやめる
  • コントロールを手放す

という意味です。

肩、顎、腹部、骨盤まわりに
意識を向け、
「そのままでいい」と許可を出します。

それだけで、
神経系は少しずつ鎮まります。


感覚は微細なところから始まる

エネルギー感覚は、
最初から強く現れることはほとんどありません。

  • 温かさ
  • 重さ
  • 内側の広がり
  • 呼吸と連動した小さな動き

こうした微細な感覚を
「気のせい」と切り捨てないことが重要です。

評価せず、
意味づけもせず、
ただ感じ取ります。


快感を追わないことが最大の準備

準備段階で最も大切なのは、
快感を目的にしないことです。

快感を追った瞬間、
神経系は緊張し、
エネルギーは閉じます。

目的は、

  • 感じること
  • 今ここに戻ること
  • 身体と意識が一致すること

それだけです。


第7章 まとめ

  • エネルギー感覚は誰もが持っている
  • 感じないのは遮断の習慣によるもの
  • 呼吸は最も安全な入口である
  • 緩めるとは抵抗をやめること
  • 快感を追わないことが準備になる

第8章 二人で行うタントリックヒーリング