準備段階
― 一人で行うエネルギー感覚の目覚め
エネルギーオーガズムや陰陽統合は、
突然起こる特別な体験ではありません。
それらは、身体と神経系が整った結果として自然に現れる状態です。
そのために最も重要なのが、
誰かと関わる前に、
一人で自分の内側を感じ取れる状態を作ることです。
この章では、
結果を求めず、安全にエネルギー感覚を目覚めさせるための
準備段階について説明します。
「感じない」は失敗ではない
多くの人が最初につまずくのは、
「何も感じない」という感覚です。
しかし、これは能力の問題ではありません。
感じないのではなく、
感じることを止めてきた時間が長かっただけなのです。
- 考えることでやり過ごす
- 我慢することで乗り切る
- 正解を探す
こうした習慣は、
身体感覚を一時的に遮断します。
準備段階では、
この遮断を無理に壊そうとしません。
ただ、邪魔をしない状態を作っていきます。
呼吸は最も安全な入口である
エネルギー感覚に入るための
最も安全で確実な入口は、呼吸です。
呼吸は、
- 意図的にも
- 無意識にも
行われている唯一の生理現象です。
深くしようとしなくて構いません。
整えようともしなくて構いません。
ただ、
- 吸っている
- 吐いている
その事実を、
静かに観察します。
観察が続くと、
呼吸は自然に深まっていきます。
身体を「緩める」ということ
多くの人は、
緩めようとすると余計に力が入ります。
ここでいう「緩める」とは、
力を抜くことではありません。
それは、
- 抵抗をやめる
- コントロールを手放す
という意味です。
肩、顎、腹部、骨盤まわりに
意識を向け、
「そのままでいい」と許可を出します。
それだけで、
神経系は少しずつ鎮まります。
感覚は微細なところから始まる
エネルギー感覚は、
最初から強く現れることはほとんどありません。
- 温かさ
- 重さ
- 内側の広がり
- 呼吸と連動した小さな動き
こうした微細な感覚を
「気のせい」と切り捨てないことが重要です。
評価せず、
意味づけもせず、
ただ感じ取ります。
快感を追わないことが最大の準備
準備段階で最も大切なのは、
快感を目的にしないことです。
快感を追った瞬間、
神経系は緊張し、
エネルギーは閉じます。
目的は、
- 感じること
- 今ここに戻ること
- 身体と意識が一致すること
それだけです。
第7章 まとめ
- エネルギー感覚は誰もが持っている
- 感じないのは遮断の習慣によるもの
- 呼吸は最も安全な入口である
- 緩めるとは抵抗をやめること
- 快感を追わないことが準備になる